Tuesday, December 10, 2013

Liferay 6.2の新機能と改良点

はじめに


こんにちは、かわべです。いつのまにか年末になっていて、時の流れの速さに驚きを隠せません。もっと時間が経ったとき、自分では2013年をどういう風に思い出すのかな、とちょっと考えてしまいました。緊張しながらブログを書いていたことを思い出すのかもしれないですね。

さて本日の記事は、ついにEnterprise EditionもリリースされたLiferay 6.2の新機能についてです。最近のポートレット紹介記事ではCE6.2を使っており、操作方法なども6.2に基づいて説明していたのですが、6.1までとの違いにも触れつつ改めてご紹介したいと思います。参考にしたのはこちらのリリースノートブログ記事です。


UIの刷新/UXの向上


6.2を試してみてまず気付くのは、やはりUIが大幅に変更されたことです。AlloyUI 2.0とBootstrapを使用して現代的なデザインに仕上がっています。上部のドックバーやコントロールパネルのUIも刷新され、直感的な操作が簡単になったと思います。UI/UXに関する変更点を機能別に見てみましょう。

モバイル利用の強化!

インストールするとデフォルトで設定されているClassicテーマはレスポンシブデザインに対応しています。さらに、Liferay6.2にはモバイル端末を想定したプレビュー機能が備わっているのです。サイドバーのディスプレイの画像ボタンをクリックすると、スマートフォンやタブレット端末の画面サイズでサイトがどのように表示されるか、PCのWEBブラウザから簡単に確認することができます。

縦にしたり、
横にしたり。


このプレビュー状態で操作もできます。ドロップダウンリストの形式も画面サイズに合わせてちゃんと変わっていますね。ディスプレイサイズは指定できるので、実際に利用される機器に合わせたプレビューをWEBブラウザからワンクリックで実現できます。

移動がわかりやすい!

これば右上部に表示されるドックバーの変更点です。
自分がメンバとなっているサイトへの移動と、


管理系画面への移動は別のドロップダウンリストとして表示されるようになりました。サイト管理画面とコントロールパネル(≒ポータル管理画面)も別項目として表示されています。


上のキャプチャはAdministratorとしてログインした場合のものなので全項目が見えていますが、権限を持たないユーザの場合は「システム管理」の移動ドロップダウン自体が表示されません。

小さな変化に思えるかもしれませんが、これで移動がとてもわかりやすくなったと思います。6.1系では連続して操作すると自分がどの管理画面にいるのか見失ってしまうことがあったのです・・・。でもこれでもう迷子になる心配はなさそうです。

ついでにここから移動できる管理画面も見ておきましょう。
  • サイト管理画面のUI

  • コントロールパネルのUI


また、ユーザ個人サイトの公開ページと非公開ページはそれぞれ「プロフィール」「マイダッシュボード」となり、ユーザ名から表示されるドロップダウンリストで移動するようになりました。


ページに追加するのが簡単!

サイドバーに「+」という追加ボタンが新しく登場し、ページにコンテンツを追加するときの手順がわかりやすくなりました。


以前にも「追加」というボタンはあったのですが、そこから追加できるのはアプリケーション(ポートレット)やページに限られていました。WEBコンテンツを追加したいときは「管理」から移動する必要があったのです。今回新しくなったこの「+」ボタンはページに対する追加機能を一手に引き受けるもので、コンテンツ、ドキュメント、ポートレット、ページ、全部ここから選択してページに追加(または新規作成してページに追加)することができます。

以上がUI/UXまわりの大きな変更点です。続けて他に変更・改良された部分を見ていきましょう。


カレンダ機能


カレンダ機能は6.1と比べて大幅に変わりました。
  • サイトが複数のカレンダを持てるようになった
  • サイトメンバごとに個人のカレンダを持てるようになった
  • リソース(会議室など)にカレンダを割り当てて管理する機能が追加された
そして、1つのカレンダポートレットで上記のような複数のカレンダを共有し、管理することができます。

カレンダポートレットをサイトページに追加し、カレンダと予定を追加してみたのが下の画面です。複数のカレンダがまとめて表示されていますね。


新規に予定を作成する際には各カレンダの予定を参照することができます。会議室や備品など、リソースの予約状況を確認しながらスケジュール作成ができるので、備品管理にも使えそうです。


機能の向上に伴ってUIも刷新されていますが、わかりやすく使い勝手もよくなったと思います。特に戸惑うことなく操作できるのではないでしょうか。


サイトの階層化


サイトに階層関係を持たせる事ができるようになりました。これによって、子サイトのメンバを親サイトのメンバだけに限定したり、親サイトのコンテンツを子サイトで表示したり、というようなサイトを跨いだユーザとコンテンツの管理が可能になりました。

サイトを新規追加するときに親サイトを選択するか、もしくは子サイトを作成したいサイトの管理画面から「子サイトを作成」すればOKです。


階層関係の深さに制限はなく、子サイトの下にさらに子サイトを作成することもできます。


ごみ箱の導入

 

 


削除したコンテンツをサイト管理画面の「ごみ箱」から復元できるようになりました。誤って重要なコンテンツを削除してしまった場合などは助かりますね。ごみ箱に入ったコンテンツは、指定した日数で自動的に削除されます。


ドキュメント&メディアポートレット


複数ドキュメントを追加する際、ローカル環境からドラッグ&ドロップで一気に追加できるようになりました。
 


また、フォルダを「購読」することで、フォルダに変更があった際にメールで通知を受け取ることができるようになりました。


おわりに


他にもエディタやステージング機能などに様々な改良がなされていますが、いったんここまでで区切ります。改良点についてもっと知りたい方は冒頭のリンクも参照してください。今回紹介した機能は簡単に体験していただけるのではないかと思いますので、以前のバージョンをご存知の方もそうでない方も、ぜひLiferay 6.2をお手元の環境で試してみてくださいね。私も引き続きLiferay 6.2を使用して、新しい気付きなどがあればこの場でご紹介したいと思います。

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