Wednesday, January 9, 2019

Liferay DXP 7.1 リリース

明けましておめでとうございます。小川です。
本年もよろしくお願いします。

昨年下期にLiferay DXP 7.1がリリースされました。
なので、今回は前バージョン7.0からの変更点をいくつか紹介しようと思います。

前提として、
本記事の対象者は管理者や利用ユーザを想定しています。
(ディベロッパー向けの変更点についてはほとんど触れていません。)
変更点は大小様々ありますが、比較的大きな変更点に絞っています。

下記のような流れで紹介していきます。

主な変更点を簡単に説明します。
 ①コンテンツページ
 ②ページ管理
 ③ナビゲーションメニュー
 ④フォーム
 ⑤GDPRサポート
 ⑥Adaptive Media
 ⑦ワークフロー管理

2. ナビゲーションメニューについて
1. で取り上げた変更点の1つであるナビゲーションメニューにフォーカスし、詳しく説明します。

では、本題に入ります。


検証環境
OS:macOS High Sierra 10.13.6
Liferay :Liferay 7.1.1 CE GA2


1. Liferay DXP 7.1の主な変更点と説明


さっそくですが、主な変更点を挙げ説明していきます。

①コンテンツページ


ページを作成する際に選択できるページ種別にコンテンツページが増えました。


コンテンツページはフラグメントと呼ばれるコンテンツをページ上に配置することができるページです。
フラグメントは下図のようなフラグメントエディタを用いて作成することができ、作成したフラグメントはページエディタを用いてページ上に配置することができます。


また、特定のタグを用いることで指定領域(テキストと画像)をページ上で直接編集することができます。加えて、ポートレットの埋め込みが可能です。標準ポートレットだけでなく、自分で作成したポートレットも埋め込むことができます。

簡単な使い方はこちらのサイトにある動画を見てもらうとわかりやすいかと思います。

コンテンツ作成者がコンテンツの雛形(フラグメント)のみ作成し、マーケティング担当者がコンテンツ自身に手を加えることなく、テキストや画像を目的や状況に応じてページ上で編集するような使い方があるかなと思います。

②ページ管理

下図のようにページ階層を可視化して管理できるようになりました。
ここでページの作成、設定、削除ができます。サイト内のページ管理を単一の画面に集めることで管理しやすくなると思います。



③ナビゲーションメニュー

ナビゲーションメニューとは下図のように「サイト内のページを表示しクリックすることで対象ページに移動できるメニュー」です。
今回、どのようにアップデートされたのかは次節で詳しく説明します。


④フォーム

フォームは大幅にアップデートされた部分だと思います。条件付きルールなどより高度なフォームが作成できるようになりました。新フォームに関して説明すると長くなりそうなので、次回のブログで詳しく説明しようと思います。

⑤GDPRサポート

GDPRに対応するための下記の機能が追加されています。

●Sanitizing User Data
これまでユーザを削除する機能はありましたが、ユーザに関連するコンテンツまでは対応していませんでした。本機能ではユーザに関するコンテンツまで削除することにより、GDPRの要件に対応しています。

●Exporting User Data
ユーザをExportする機能はこれまでもありましたが、上記と同様にユーザに関する個人データ(コンテンツやコメント等)も抽出できるようになりました。

⑥Adaptive Media

これはアクセスする各デバイスに応じて画像解像度を制御する機能となります。この機能によりデバイスやネットワークへの負担を軽減することができます。

⑦ワークフロー管理

ワークフローの設定等はすべてコントロールパネル内の1つのエリアにまとめられ、またワークフローの複製やバージョン管理が可能となりました。


2. ナビゲーションメニューについて


今回、ナビゲーションメニューの扱い方が大きく変わりました。以前のバージョンから利用している方はどのように使うのかわかりづらいと思うので、本節ではナビゲーションメニューにフォーカスします。

前バージョンとの大きな違いはナビゲーションメニューを自由に作成・設定できるようになった点です。自身で様々なパターンのナビゲーションメニューを作成し、ナビゲーションメニューポートレットからどのナビゲーションメニューを使用するか選択することができるようになりました。
文字だけではわかりづらいと思うため、ナビゲーションメニューの作成から設定までを詳しく説明します。

管理者メニューの[Build]→[Navigation Menus]でナビゲーションメニュー画面に遷移します。そこで右上の[+]からナビゲーションメニューを作成します。今回は下図のように”Test Navi Menu”という名のものを作成しました。
(”Default”と”Default Private"ははじめからあるナビゲーションメニューです。)



”Test Navi Menu”を開きます。まだ何もありません。


右上の[+]→[Page]を選択するとサイト内にあるページを選択することができます。


必要なページを選択します。(今回は4つのページを選択しました。)
これでナビゲーションメニューの作成完了です。


次にナビゲーションメニューの設定を行います。ページに配置してあるナビゲーションメニューポートレットの設定を開きます。



先ほど作成したナビゲーションメニューを選択します。


これで設定も完了です。
自分で作成したナビゲーションメニューが下記のように表示されました。


おそらく慣れるまでは使いにくいと思われるかもしれません。しかし、ナビゲーションメニューに自由度を持たせることで、複雑なサイトマップに対応しやすくなったり、特定のページ、コンテンツへの誘導性も高まるのではないでしょうか。

ちなみに、ナビゲーションメニューを階層(サブメニュー的に)で表示させたい場合は下記のように対象ページをドラッグして動かすことで簡単に実現することができます。




3. まとめ


いかがでしたか。簡単ではありましたが大きな変更点について紹介できたかと思います。今回詳しく紹介できなかったフラグメントやフォーム、登場しなかった変更箇所についても今後紹介していければと思います。

4. おまけ


いろいろ触ってみて感じたことを少しだけ挙げておきます。
●起動時間が短縮された気がする。従来の半分ぐらい。
●ディベロッパー向けになるかもしれませんが、画面上でGOGOシェルを実行できたり、サーバー情報を見れたりします。人によっては便利かもですね。