小さいときに父に連れられてハレー彗星を観測しに行って以来多少の興味をもってウォッチし続けているのですが、 久々のビッグニュースだっただけにちょっと残念です(歳がばれますねこれ)。 まだ一部の核か残骸が残ってるようですが、肉眼で見えるほどには増光しないようですし…。
さて、気を取り直して、先日行われた第19回Alfresco勉強会の発表内容について簡単に紹介したいと思います。
Online edit Office files with customized WebDAV
発表資料はこちらまずは弊社戸谷からの発表で、MS Officeファイルをオンライン編集するためにカスタムWebDAVインタフェースを作成したという話しです。
Alfrescoは標準でvtiと呼ばれるSharePointエミュレーションモジュールがあり、このモジュールを通してMS Officeファイルをオンライン編集することができます。しかし、vtiはSharePointのコラボレーション機能もエミュレートするため、目的がオンライン編集だけだとするとtoo muchであり、実際にそれなりに負荷のかかるモジュールでもあります。そこで、オンライン編集に必要な最低限のメソッドだけを実装したWebDAVインタフェースを実装し、MS Officeでのオンライン編集を行う方法についての説明がありました。
ブラウザによってはWebDAVパス文字数に制約があり、パスに日本語などのMBCSが含まれているとエンコードされて文字数が膨れ上がって問題が発生することがあるため、パスを工夫する必要がある点など、WebDAVを利用したアプリケーションの設計/実装についての実践的な内容を知ることができました。簡単なデモも行われ、確かにオンライン編集が実現できていることが確認できました。
AlfrescoのTable Viewをカスタマイズする
発表資料はこちら次は自分の発表で、Alfresco 4.2.dで新しく実装されたTable Viewのカスタマイズ方法についてお話ししました。
Alfresco Communityでは4.2.dにおいてUIまわりでいくつかの大きなアップデートがあり、Table View(コンテンツ一覧を表形式で表示するもの)もこのバージョンで追加されたものの1つです。カスタムモデルなどを追加している時、標準のTable View表示項目以外にカスタム項目も表示したいよ、というような場合にどのように新しいTable Viewを追加(もしくは既存のものの更新)を行うかを説明しました。
Alfresco 4.2.dの新機能の紹介から始め、カスタムモデルの追加方法とTable Viewのデフォルト定義の確認、カスタムTable Viewの追加とデモを行いました。GUI上で表示カラムを設定/管理することまではできないのですが、xmlレベルの記述追加だけで簡単にカスタムTable Viewを追加できることを、デモを交えて説明しました。
次回、第20回Alfresco勉強会は1月29日(水)を予定しています。Alfrescoについて発表をしたいよ、という方を含め、たくさんの方のご参加をお待ちしております。参加登録はこちらからお願いします。
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