Saturday, June 29, 2013

Windows 8.1 PreviewをVirtualBoxのVMに入れてみたお話し

こんにちは。仕事で使っているノートPCの2nd HDDもSSDに換装したいと日々妄想している大谷です。VMぽんぽん作るので500GBくらいは欲しいですが、3万円もするんじゃちょっと現実的ではないですね、はい。

早速ですが、Windows8.1 Previewが公開されました。色々試してみたいことがあったのでひとまず手元のVirtualBox上のVMにインストールしてみました。1箇所だけインストール失敗ポイントがあったので、備忘代わりに手順をメモしておきます。ちなみに、Oracle VM VirtualBoxはこちらからダウンロードできます。

1. ISOイメージをダウンロードします。こちらからダウンロードできます。

2. VirtualBoxを起動し、「新規」ボタンをクリックして新規VMを作成します。各自の環境に合わせて設定を行ってください。



















 3. (64bit版のみ) VMの作成が終わったら、コマンドプロンプトでVirtualBoxインストールディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。<VMイメージ名>は、上記スナップショットの例では"Windows 8.1 Preview"となります。イメージ名にスペースが入る場合は""で囲ってあげてください。

  VBoxManage setextradata <VMイメージ名> VBoxInternal/CPUM/CMPXCHG16B 1

このコマンドは、CMPXCHG16Bサポートを有効にするためのコマンドです。Windows 8.1 Previewのシステム要件に64bit版ではCMPXCHG16Bサポートが必要である旨の記述があります。ちなみに、このステップを省略してVMを起動すると、以下のエラーが出てインストールが開始されません。こうなったら潔くVMをシャットダウンしてください。マウスカーソル消えちゃったよ、という人は右ctrlキー押してみてくださいね。

  Your PC needs to restart.
  Please hold down the power button.
  Error Code: 0x000000C4
  Parameters:
  .....



4. 「起動」ボタンをクリックしてVMを起動します。初回起動時にはマウントするISOイメージを聞いてくるので最初にダウンロードしたISOイメージファイルを指定します。うまく読み込めると金魚(!)が出てきます。



5. あとは指示に従ってWindowsのインストールを行うだけです。途中でプロダクトキーを聞かれますので、ダウンロードページに記載されているプロダクトキーを入力してください。何回か再起動したり、アカウント作成したりで、めでたくWindows 8.1 Previewインストールの完了です。


噂通り、スタートボタン復活してますね。ただし、ボタンのみ。メニューは復活してません。まあ、コンテキストメニューから色々できるようになってるみたいですけど。

Tuesday, June 25, 2013

明日Hills Breakfastを司会します

明日6月25日、Hills Breakfastを司会します。
スライド20枚、1スライド20秒、というTEDよりダイナミックな形式の毎月行わるプレゼンテーションイベントです。
私は2010年に発表者として出てから、毎月スライドとPCを操作する役をやってますが、今回は初めての司会。是非観に来てください!

明日も非常に面白そうなプレゼンターが出ます:
  • 中島佳織さんはフェアトレード・ラベル・ジャパンの事務局長としての活動を発表して、
  • トライフ代表取締役手島大輔さんは日本の高齢者の毎日の課題について興味深い話をして、
  • ディジティ・ミニミ代表取締役竹中直純さんはウェブ会社の戦略を明らかにします。
  • 最後に、プロバスケチーム“東京エクセレンス”GM辻秀一さんが皆にスポーツのやる気を入れる予定です!
ニコラ・ラウル

I will perform as the host for Hills Breakfast tomorrow (June 25).
Hills Breakfast is a monthly presentations event, based on the PechaKucha format, 20 slides x 20 seconds, which is faster and more lively than TED's 18 minutes.
I started as a presenter in 2010 and since then I usually operate the PC/projection, but tomorrow will be my first time as MC. Looking forward to see you there!

Tomorrow promises to be very entertaining with:
  • Kaori Nakajima talking about her work at the head of Fairtrade Japan.
  • Paris-based Swedish artist Per Hüttner will bring us in the universe of the OuUnPo project.
  • Daisuke Teshima will enlighten us about the daily problems of the Japanese senior citizens.
  • Naosumi Takenaka will detail his strategies as the founder of a web agency.
  • Finally,  Shuichi Tsuji is sure to passionate the crowd with his speech as the manager of the pro basketball team Tokyo Excellence.
Nicolas Raoul

Monday, June 24, 2013

Activiti BPM Platformことはじめ(インストール方法とか)

こんにちは。最近自動車を買い替えたのですが、買い替え後10日で娘に車内で吐かれて意気消沈気味のおおたにです。

今回は低テンションのままActiviti BPM Platformの事始め的なお話をしようかと思います。


Activitiとは


Activitiワークフロー:チュートリアル(パート1)という記事にもあるとおり、Activiti BPM PlatformとはオープンソースのBPMエンジン(ワークフローエンジン)です。Alfresco社がスポンサーとなっていますが、プロジェクトとしては独立しています。特徴は以下のとおりです。
  • オープンソース(Apache License, Version 2.0)
  • 無償利用可能
  • BPMN2.0ネイティブ対応
  • 軽量(パッケージではなく、バックエンドで組込み的な形で利用されるもの)

例えば、AlfrescoはBPMエンジンとしてActivitiを利用しています。まさに組込みでコアのライブラリを利用しているだけですので、Alfrescoを利用していてActivitiを意識することはまずありません(ユーザは、です。開発者は意識します)。

とはいえ、まず簡単にActivitiを試してみようと思った場合には、スタンドアロンで実行可能な一式のツールが提供されているので、これらを利用してみるとActivitiの機能について理解を深めることができると思います。
  • Activiti Explorer : ActivitiのWebフロントエンド。Activitiの機能を一通り触ることができる。
  • Activiti Modeler : Webベースのプロセス定義管理ツール。プロセス定義の作成・編集・インポート・エクスポート・デプロイなどを行うことができる。現バージョンではActiviti Explorerに統合されている。
  • Eclipse Designer : プロセス定義を作成するためのEclipseのプラグイン(こちらは実際のプロジェクトでも利用可能な開発ツール)。

そこで、本稿ではActivitiのインストール・アクセス方法について説明しようと思います。重要なことなのでもう一度言いますが、Activiti ExplorerはActivitiのBPMエンジンを利用するための必須アプリケーションではなく、あくまでもBPMエンジンを試用してみるためにActivitiが提供している標準的なUIの1つ、ということになります(Activitiの機能を一通り触れるので便利といえば便利なんですけどね)。


Activitiのセットアップに必要なソフトウェアのダウンロードとインストール


Activitiのセットアップには以下のソフトウェアが必要になります。
  • JDK6以降
  • Web Application Server(Tomcat等)
  • Activiti(現在の最新版は5.13)
  • RDBMS(H2以外を利用する場合。MySQL, PostgreSQL, Oracle, DB2など)

JDK6以降

Java SE DownloadsからJDKをダウンロードし、インストールします。筆者はJDK7を利用しています。

Web Application Server

ここではTomcatを使います。Apache Tomcat - Apache Tomcat 7 DownloadsからTomcat7をダウンロードし、適当なディレクトリに展開します。Tomcatを展開したディレクトリを<tomcat_home>と表記します。

Activiti

ここではTomcatを使ここからダウンロードし、適当なディレクトリに展開しておきます。

RDBMS (optional)

デフォルトではH2 Databaseをインメモリモードで利用しますが、その他のデータベースを利用する場合は別途RDBMSをインストールし、Activitiの設定を変更する必要があります(Activiti database setupを参照のこと)。また、H2 Database以外を利用する場合は、対応するJDBCコネクタを入手してクラスパス上にコピーする必要もありますのでお忘れなく。


Activitiのセットアップ


これでActivitiのセットアップの準備ができました。残るはActivitiアプリケーションをTomcatにデプロイするだけです。Activitiモジュールを展開したディレクトリのactiviti-5.13/wars/activiti-explorer.warを<tomcat_home>/webappsにコピーし、Tomcatを起動するだけです。

Tomcatの起動は<tomcat_home>/bin/startup.bat (or startup.sh)をキックするだけです。正常にTomcatが起動したらセットアップは完了です。ちなみに、停止する場合は先ほどのディレクトリのshutdown.bat (or shutdown.sh)をキックします。


動作確認してみよう


セットアップが完了したら、ブラウザでアクセスして確認してみましょう。URLは http://localhost:8080/activiti-explorer/ になります。ユーザはデフォルトでkermit, gonzo, fozzieの3ユーザがデモ用として登録されています(パスワードはユーザ名と同じです)。



ユーザID、パスワードを入力し、以下の画面が表示されたら動作確認完了です。




今回はここまで、実際の使い方などについてはまたの機会にとさせていただきます。
なお、ActivitiのドキュメントはUser Guideに一通りの情報がまとまっています。例えば、Activiti Explorerの説明はこちらに載っていますので、興味がある方は是非Activitiをセットアップし、触ってみてください。

(2013/07/23追記) 「Activiti BPM Platformことはじめ2(Activiti Explorerの使い方とか) 」を公開しました。
 (2013/07/25追記) 「Activiti BPM Platformことはじめ3(Activiti Modelerの使い方)」を公開しました。
 (2014/06/20追記) 「Activiti BPM Platformことはじめ4(レポートを追加してみよう)」を公開しました。 

Tuesday, June 11, 2013

Alfresco勉強会#16 振り返り

こんにちは。てらしたです。 

6/6(木)に第16回Alfresco勉強会が開催されました。前回はHanare(ハナレ。オフィスからちょっと離れた場所にある個室なのでそう呼んでいます。)という会議室で実施したところ死ぬほど暑かったとのことなので、オフィス内の会議スペースで実施しました。19時以降はエアコンが切れてしまうという条件はどちらも同じなのですが、Hanareは窓がない上にあまり広くないのでプロジェクタを使っていると1時間もするとかなり暑くなってしまうんですよね・・・。前回参加された方には申し訳なかったです。

さて、そんな前回の教訓を生かして比較的快適な環境で実施した今回の勉強会ですが、テーマは以下の2つです。それぞれ簡単に紹介します。

1. Alfrescoのカスタムテーブルの使い方(寺下)

資料はこちら

Alfrescoが標準で用意しているテーブルとは別にカスタムテーブルを用意して、AlfrescoからデータをINSERTしたりSELECTしたりする方法について紹介しました。iBATISでSQLマッピングする方法さえわかってしまえばそれほど難しいことではないと思います。
ちなみに、サーバサイドのJavaScriptをちょっと試したい時に便利なJavaScript Consoleというツールを動作確認のデモの時に使ったのですが、これが本編の内容よりも反応が良かったような気がします。。。WebScriptsを開発する時なんかに非常に便利なツールなのでオススメです。

2. AlfrescoのAuditing(戸谷氏)

資料はこちら

次はAlfrescoが標準で用意しているAuditing(監査証跡)の使い方についての説明でした。AlfrescoのAuditingはけっこう癖があるのでとっつきにくいのですが、仕組みさえわかってしまえばいろいろ応用できるのではないかと思います。使ってみようかなという方はリンク先の資料を見るだけでもかなり参考になると思います。

次回の第17回勉強会は2013年8月1日(木)19時〜を予定しています。場所は引き続き弊社オフィスの予定です。
こういうことやりたいんだけどどうすればできる?とか、こんな機能を実装しようとしてるんだけどうまくいかないから相談したい、といった要望があればPartakeのイベントのコメント欄に書いていただければと思います。なるべくその要望に沿うような内容にしたいと思います(準備が間に合えば・・・)。もちろん発表も大歓迎です。