Thursday, March 29, 2012

新機能 Liferay Sync のインストール

aegifの名倉です。

Liferay Portal 6.1 エンタープライズエディションが2月末にリリースされました。このバージョンではいろいろと新しい機能が追加されているのですが、今回紹介するのは Liferay Sync という機能です。Liferay Syncはエンタープライズエディション用のプラグインとして提供されているので、個人で気軽にちょっとダウンロードして使ってみようっていうことはできないのですが、とても便利な機能なので紹介したいと思います。

Liferay Portal は今までサーバサイドのWebアプリケーションでしたので、ローカルPCに何かセットアップをする必要はなかったのですが、この Liferay Sync というヤツは実はクライアントアプリケーションなので、
ローカルPC上にインストールする必要があります。

というのも、この Liferay Sync はその名の通りローカルPCのフォルダと Liferayのドキュメントライブラリを"同期"するアプリケーションなのです。Liferay のドキュメントライブラリにアップロードされた文書ファイルなどが自動的にローカルフォルダにダウンロードされますし、逆に、ローカルフォルダに格納した文書ファイルが自動的にLiferayのドキュメントライブラリにアップロードされます。

では、さっそく Liferay Sync をインストールしてみましょう。

Liferay Sync にはWindows用のインストーラがあります。インストーラを Liferayのサイトからダウンロードして、ダブルクリックすると、次のような画面が表示されます。


インストールをクリックすると、インストールが開始されます。
次の画面がでればインストール完了です。


完了を押すと、設定画面が表示されます。


ここで同期するサーバやユーザの設定ができます。ここでは、ローカルサーバに管理者ユーザで同期することにします。同期させるためにはここで、正しいパスワードを入力する必要があります。

これで、Liferay SyncはローカルPCに入りました。タスクバーにはLiferay Syncが表示されています。


実はまだ、Liferay Portalを起動していなかったので×が出ています。なのでLiferay Portal6.1を起動しましょう。

Liferayが起動するとタスクバーのLiferay Syncは


のようになります。

さて、それではLiferay Syncを使ってみましょう。

まずはアップロードからです。
アップロードはとっても簡単で、同期しているフォルダにファイルを格納するだけです。test01.txtファイルを同期してみます。


Liferayのtestユーザのドキュメントライブラリを確認するとtest01.txtがあるのがわかります。


次は、ダウンロードをやってみましょう。
ドキュメントライブラリで、UIを使ってtest02.bmpをアップロードします。


test02.bmpファイルをドキュメントライブラリにアップロードしてしばらくすると、


このようにローカルPC上に通知がされます。
同期しているフォルダを確認するとtest02.bmpがダウンロードされています。


以上、とても簡単なのですがLiferay Syncのインストールと使い方を紹介させていただきました。

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