とたにです。
久しぶりにAlfresco勉強会でしゃべりました。
今回はAlfrescoのワークフローについて、どういった機能が用意されているのか、また新しくワークフローを追加するにはどんな作業が必要なのかを具体的にイメージしてもらえることをゴールにして、入門レベルの内容を準備しました。
ワークフローはAlfrescoの活用方法によっては重要な位置づけとなる機能ですが一方で全く利用するつもりのない方もいるので、勉強会の題材としては少しささる人が少ない、狭い話題を選んでしまったかも、という反省をしつつこのブログを書いています。
アドバンストワークフローでは最低限必要な2つのファイルのみを作って、Alfrescoにワークフローを追加する方法について説明したのですが、説明後に「もっと簡単にワークフローを開発する方法はありますか?」という質問を頂きました。アドバンストワークフローはactivitiというBPMエンジンを採用していてプロセスの記述能力は非常に高いのですが、その反面、開発者レベルのスキルが要求されるのも事実です。このあたりは勉強会で理解いただくというアプローチのほかに、手軽に利用できるワークフローのセットを公開して選択して使っていただく、というアプローチもいいかもしれないと思いました。
また日本型ワークフロー(という言葉があるかどうかは知らないですが)では、必ず期待される機能として承認フロー上の承認者としてユーザの上司を自動でアサインしたい、というものがあり、それについても質問されたのですが、標準のAlfrescoにはそのような組織モデルが実装されていないので実現するためには、Alfresco内もしくは外部にそのような組織モデルおよび取得のサービスを実装する必要があります。
第25回Alfresco勉強会ワークフロー入門編
サンプルコードはこちら
ワークフローの開発は細かいTipsがたくさんあるので応用編として書ける内容もまだまだあるのですが、やはり少し題材として狭いので勉強会で取り上げるかは現時点では未定です。他のネタが思いつかなければ取り上げるかもしれません。
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