今回は、Alfresco 4.2の使い方のうち、Alfrescoをエンドユーザが使い始める前に最低限行う必要のある管理タスクについてまとめてみました。
なお、インストール方法についてはAlfresco4.0をインストールしてみよう(インストーラ編)やAlfresco4.2をインストールしてみよう(手動インストール編)に詳細が載っていますので参考にしてください。
管理者でログインする
まずは管理者ユーザでログインし、Alfrescoを使い始めるための一通りの準備を行います。
ブ ラウザで http://<サーバIP>:<ポート番号>/share/ (例えば http://localhost:8080/share/ 等)にアクセスし、管理者ユーザのユーザ名とパスワードを入力します。ユーザ名はadmin、パスワードはデフォルトでadminとなっています(インス トーラを使ってインストールした場合は、インストールウィザードで指定したパスワードになります)。
ログインに成功すると、ユーザダッシュボード画面が表示されます。
このユーザダッシュボード画面には様々な情報が集約して表示されますが、「ダッシュボードのカスタマイズ」アイコンをクリックして表示内容をカスタマイズすることもできます。
ヘッダに並ぶアイコンは各機能へのリンクになっており、ユーザダッシュボードやマイファイル(ユーザごとのフォルダ)、共有ファイル、サイト、リポジトリ、その他の管理アクションの画面へ飛ぶことができます。
また、画面右上のユーザ名をクリックすると、自身のユーザ情報やパスワード変更、ログアウト等のメニューが表示されます。
ユーザを登録する
続いて、Alfrescoにユーザを登録します。管理系のメニューには画面上部の「管理者ツール」からアクセスします。まず「管理者ツール」をクリックします。
デフォルトの状態では、admin(管理者ユーザ)と2人のサンプルユーザが登録されていますが、サンプルユーザは無効状態になっています(赤色のアイコン)。
で は、新規ユーザを追加してみましょう。「新規ユーザー」をクリックすると、以下のような画面が表示されるので、「名」、「姓」(表示に使用)、「Eメー ル」、「ユーザー名」(ログインに使用)、「パスワード」、「パスワードの確認」を入力し、「ユーザーの作成」をクリックします。
登録が完了したら、作成したユーザを検索してみましょう。
ここで注意が必要なのは、Alfresco上では名前が「名」「姓」の順に表示されるということです。例えば、姓名を逆に登録するなどの運用対応が考えられます。
また、Alfrescoはユーザの一括登録(インポート)にも対応しています。「Alfrescoのユーザインポート機能を試す」に詳しい方法が書かれていますので参考にしてください。
グループを登録する
続いて、Alfrescoにグループを登録します。
アクセス権管理等にグループを用いることで、管理の手間を削減することができます。
まず、管理者コンソールの「グループ」をクリックします。
すると、グループ画面が表示されるので、「閲覧」ボタンをクリックします。
次に、グループ情報を入力します。以下のように入力して「グループの作成」をクリックします。IDはAlfresco内部での処理等に利用され、表示名はグループ表示の際に利用されます。
正常に追加されると一覧に表示されるので、先ほど追加したグループをクリックし、「ユーザーの追加」アイコンをクリックします(これまた分かりづらいです…)。
これを繰り返し、グループにユーザを追加していきます。
削除する場合は、ユーザにマウスカーソルを当て、「ユーザーを取り除く」アイコン(×アイコン)をクリックします。また、グループのメンバにグループを指定することも可能です。
(2014/4/23) 「Alfresco 4.2の使い方 - リポジトリとサイトの準備をしよう 」を公開しました。
No comments:
New comments are not allowed.