Monday, October 7, 2013

Alfresco 4.2.dの新機能というか改善点

こんにちは。旅行のスケジュールがなかなか決まらないおおたにです。

来る10/18(金)~10/20(日)に弊社社員旅行で北海道の富良野~美瑛~白金あたりに行くのですが、まだ全然計画を立てていません。娘(2歳)を連れて行くので、トイレ的な何かとか、そもそも子供も喜びそうなところを探すとか、ある程度は予定を組んでおくべきなのですが…。

さて、今回は8月末にリリースされたAlfresco Community 4.2.dの新機能や改善点などを紹介しようと思います。なお、当エントリはこちらの記事を参考にしています(一部補足もあり)。では、早速見てみましょう。


Shareヘッダがかっこよくなった!


いきなり見栄えの話で恐縮ですが、Shareのヘッダがかっこよくなりました。モノトーンですっきりしました。「マイファイル」「共有ファイル」というメニューも新しく登場しましたが、これらについては後述します。


また、注意点としては、これまではshare-config-custom.xmlでヘッダ表示内容をカスタマイズできたのですが(デフォルト設定はshare-config.xmlに記載されている<config><header>セクション)、当バージョンではこの設定ではカスタマイズできません。webapps\share\WEB-INF\classes\alfresco\site-webscripts\org\alfresco\share\imports\share-header.lib.jsでハードコードされているので、これを変更することになります(将来的には設定ファイルで変更できるようになりそうですが…)

ちなみに、インストールしてみたもののヘッダ表示が文字化けもしくは崩れちゃいますよという方はこちらの記事「Alfresco 4.2.dがリリースされたので早速インストールしてみた」を参照してみてください。


ドキュメントライブラリがかっこよくなった!


はい。かっこよくなったシリーズ第2弾です。 ドキュメントライブラリに限りませんが、アイコンが一新されたりして流行のフラットデザイン風になっています(ヘッダの変更もその一環のように思われます)。もちろんデザインの変更だけでなく、いくつかの機能追加がなされています。


1. スライド表示

これまで、「詳細表示」「シンプル表示」「ギャラリービュー」の3種類の表示がありましたが、新たにスライド表示」が加わりました。画面右上の「オプション」から「スライドの表示」をクリックすると以下のような画面になります。新たに「全ウィンドウ表示」や「全画面表示」機能も追加されているので、それと合わせると、簡易スライドショー的な使い方ができます(ESCキーで元のサイズの表示に戻ります)。


2. テーブル表示

ついにコンテンツのテーブル表示ができるようになりました!これたくさん要望いただいていて、実際にカスタム実装されていた方もいるような機能なのですが、やっと標準機能で対応されたようです。「オプション」から「表の表示」「オーディオの表示」「メディアの表示」を選択するとテーブル表示に切り替わります。


3種類のオプションがあるところから容易に察することができますが、表示列のカスタマイズや表示形式の追加が簡単に行えます。具体的にはshare-config-custom.xmlで設定することになります(デフォルト設定はshare-documentlibrary-config.xmlの<config evaluator="string-compare" condition="DocumentLibrary"><doclist><view-renderers>セクションで定義されています)。"table"というidのview-rendererがデフォルト表示に対応するようですので、これを参考にしてカスタムプロパティの表示を追加するなどすればよいと思います。

3. 表示形式の保存

これ地味に便利な機能なんですが、ユーザごと、フォルダごとに好きな表示形式を保存することができるようになりました。これまでは一度詳細表示に切り替えると全てのフォルダが詳細表示になってしまいましたが、画像フォルダはギャラリービューにしたいなど、特定のフォルダのみ特定の表示形式に固定することができます。「オプション」の「このフォルダのデフォルトとして○○を設定する」から表示形式を固定することができます。


マイファイルと共有ファイル


かっこよくなったシリーズはこれくらいにしておいて、便利になったシリーズに移ろうと思います。第1弾はマイファイルと共有ファイルです。それぞれShareのヘッダから直接アクセスすることができます。

Alfrescoには2つの使い方、サイトとリポジトリというものがあります(くわしくは「Alfresco 4.0の使い方 - 準備編(2) - リポジトリとサイトの準備をしよう」を参照) 。サイトを利用していると、チーム単位での情報共有はできるのですが、個人毎のチームに属さないコンテンツの管理、チームをまたいだ情報共有などを行うために一工夫必要でした。そのためにリポジトリを使うという手段もあるのですが、リポジトリのルートフォルダには各種システムフォルダが見えてしまうため(もちろん一般ユーザはリードオンリーですが)、実運用的にはイマイチ、という状況でした。

マイファイルは、自分だけが参照・管理できるコンテンツを格納することができます。この実体は何かというと、既存のAlfrescoにも存在するユーザホームフォルダになります。これまではリポジトリ経由でないとアクセスできませんでしたが、そのフォルダにShareヘッダから直接アクセスできるようになりました。これでリポジトリを一般ユーザに晒さなくてもユーザホームフォルダを活用できるようになります(ユーザホームフォルダの実体はCompany Home/User Homes/以下に生成されるユーザID名のフォルダ)。

共有ファイルは、全員がアクセスできる全ユーザ共有のフォルダスペースになります。このフォルダを使うことでサイトに囚われないコンテンツ共有を実現することができます。ただ、デフォルトでは全ユーザ書込み可能なので、管理者がフォルダを作成して各フォルダに権限設定するなどして、通常のファイルサーバと同様のアクセス権管理を行う必要があります。この機能も、リポジトリを一般ユーザに晒さずに実施することができます(共有ファイルの実体はCompany Home/Sharedフォルダ)。

ちなみに、Shareヘッダの「リポジトリ」リンクは、share-config-custom.xmlに以下の内容を追記すると隠ぺいすることができます(管理者は設定に関わらず表示されます)。
<config evaluator="string-compare" condition="RepositoryLibrary">
   <visible>false</visible>
</config>



ユーザ毎のごみ箱機能


地味に便利になったシリーズ第2弾はごみ箱機能です。これまでは管理者権限を持つユーザだけが、ファイルを1つずつ復旧もしくは削除するだけの簡易的なごみ箱機能しか提供されていませんでしたが、当バージョンからはユーザ毎のごみ箱機能が追加されました。しかも複数ファイル選択してまとめて復旧/削除したりできます!画面右上のユーザ名のプルダウンから「マイプロファイル」をクリックし、「ごみ箱」タブをクリックしてください。




さいごに


上記以外にも設定ファイルでカスタマイズできる項目が増えていたり、便利なREST APIが追加されていたり、細かいところでパフォーマンス改善がはかられていたりと、様々なエンハンスメントが行われているようです。あとは、エントリ「Alfresco 4.2.dから追加されたCSRF Policyをひとまず無効にする 」にあるようなセキュリティ対策も4.2.dで新規実装されています(記事では盛大に無効っちゃってますが…)。これを機会に是非皆様もAlfresco Community 4.2.dを試してみてはいかがでしょうか。

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