先週、木曜日(9/3)に第一回Enterprise API Hack nightに行ってきました。
正直な話、当日までこういうものがあるのは知らなかったのですが、
弊社の自社開発チームのメンバが、「行きたいのに行けない」と言うので
代わりにちょっと様子を見ようと気楽なノリでいってしまいました。
さて、皆さんEnterprise APIってなんだと思いますか?
私も全然こういう言葉に感度がなくて何なのだろうと思っていました。
「Enterprise」は日本語に訳せば「企業」
APIはApplication Programming Interfaceの略称ですので、
企業向けアプリケーションソフトウェアのインタフェースということでしょうか。
結局明確な定義はちゃんと理解できなかったのですが、
最初の登壇者の事務局の加藤さんは
B2BのAPIの普及を進めていきたいという話をされていたので、
大まかな捉え方としては、B2B向けのAPIがEnterprise APIで問題なさそうです。
とはいえ、公開APIの話もあったので、完全にB2Bに閉じたものでもないようです。
さて、このHack Nightでは3つの講演がありました。それぞれ簡単に感想を書いていきたいと思います。
講演1:ビジネスのデジタル化におけるAPI活用事例
apigee(アピジーと読むらしいです)の清水さんが話されました。グローバルの世界では、今APIの活用がどんどんと進んでいるらしいです。
Walgreens、AP通信社、SalesForce、Dell、BECHTELなどで行われているAPIの活用事例を紹介してくださいました。
とくにBECHTELではipadを使った工事管理の事例で、Appleのipad事例にもなっているそうです。
こういった大規模なAPI群を管理するためのAPIマネジメントプラットフォームが重要になってきているという話でした。(apigeeもこの分野を取り扱うソフトウェア(?)のようです)
講演2:APIがNTTコミュニケーションズのサービスを変える!
NTTコミュニケーションズの緒方さんが話されました。現在NTTコミュニケーションズでAPIの代理店向けのAPIが公開されはじめていて
代理店のポータルシステムとNTTコミュニケーションの情報を管理するシステムとが連携して、
ポータル側で契約情報や故障情報などがリアルタイムで確認できるようなことになっているそうです。
APIの利用を促進するために、
標準化ルールの設定、APIの管理、ニーズを捉えたAPIの作成が必要だと言う話をしていただきました。
講演3:IoT/M2M分野におけるWeb APIの使い方とデモ
MOONGIFTの中津川さんが話されました。M2Mについて最近はmachine to machineでは無くmachine to cloud to machine
M2C2Mになっているという話で、cloudの部分ではブラウザなどでアクセスして情報を閲覧したりできるような形になっているということでした。
M2Mは利用目的によっていろいろな方法がとれるので、ネットワークの設計を慎重に検討して、最適なネットワークを選ぶことが大切だというお話でした。
IoTのWeb APIの話では、大量のデバイスからデータを取って、データを蓄積するビックデータ型と
ビーコン系のデバイスとスマフォを通信させてるスマートフォン型の利用方法があり、それぞれのメリットでメリットの話も聞けて、とてもためになりました。
また、音声入力でチャットしたり、玄関の電球を灯けたりするデモも見せてもらいました。
今更ながら、ラズベリーパイが欲しくなってしまいました!
講演の後にはライトニングトークがあって、何人かの方が発表されていましたが、
お酒が振る舞われた後だったので正直あまり覚えていません(汗)
弊社もNemakiWareやCmisSyncなどAPIを活用した自社ソフトウェアがありますので、
この流れにおいていかれないように、今後もEnterprise API Hack Night は「要チェックや!」と思いつつも、コミュニケーション力を高めていかないと、なかなかコミュニティに入り込めないなと、ひとしきり反省しながら帰りました。
興味を持っていただいた方はツイッターで#entapihackのハッシュタグで検索してみてください。
また次回参加したらブログに感想を書きたいと思います
ではでは。
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