最近、ffftpがオープンソースプロジェクトとしてその開発が継続されるというニュースがありました。自身のホームページ用にファイルをアップロードすることをはじめ、仕事でftpを使う際にもffftpを利用させていただいているので、個人的にはこのニュースをとてもうれしく思っています。
しかし、実際のところは、残念なことに開発が中断されるとその資産が塩漬けになってしまうことが多々あるようです。オリジナル開発者の都合にもよりますが、その資産をオープンソース化しコミュニティで開発を継続していくことで、単にそのツールを今後とも安定的に利用できるようになるだけでなく、以下のようなメリットも享受できるのではと考えています。
一方で、先日、英Alfresco社の会長兼CTOであるJohn NewtonがeドキュメントJapanにおいて講演を行い、オープンソースソフトウェアについて「ソフトウェアライフサイクルの全ての局面において、コミュニティの知恵を借りることでコストを削減している」と述べています。
この言葉は、単に「ただで開発を行ってくれる人がいるから助かっている」ということを言っているのではなく、「コミュニティには多様な人の知恵が詰まっており、状況に応じて最適な助力を受けられる」ということを表しているのだと思います。
- より世間のニーズに沿うような方向へと開発が進んでゆくことが期待できる
- 機能追加やバグ修正などが加速する
- 品質が向上する
「コミュニティの知恵を活用して効率良く資産価値を高めていく」
オープンソース推しの会社に身を置く者として、この当たり前のようで当たり前に行われていないことが広まっていけばいいなと思っています。
# 個人で有用なツールを開発している方はたくさんいらっしゃいますので、もし開発を中止するようなことがありましたら是非オープンソース化をお願いしたいと思います。
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